一年で一番好きな季節。
自分は「秋」。
特に「秋」になった瞬間。
急に肌寒くなる時が好きだ。
昔は、その時に「秋の匂い」がしたものだ。
金木犀とか直接的ではない、「雨の匂い」みたいなもの。
もはや感覚であり、感情に訴えかけるもので言葉には表しにくい匂い。
恐らく、「温度」「湿度」「風」「地面からの何か(?)」が組み合わさったもの。
日射も関係あるかもしれない。
大気が乾燥し始めるというのが大きそうだ。
「秋の匂い」を感じた時、「あ~、秋だな~」と思う。
同時に「儚さ」や「切なさ」の感情が揺さぶられる。
五感において「匂い」は記憶を呼び起こすと聞いたことがある。
それも関与しているかもしれない。
しかしながら、ここ数年「秋の匂い」がしないのだ。
気づいたら冬になっている。
気候の変化か!?
身体の変化か!?(歳)
地域の違いか!?
分からない・・・。
最近は特にマスクのせいだと思っている。
でもマスク外しても匂いがしなかった・・・・
季節の変わり目にしか感じないので、タイミングを逃したのかもしれない。
もしくは、最近雨が多いので、まだ「その日」ではないか。
そうすると、気温が下がり、晴れた時がねらい目だろう。
通勤路の木も枯れ葉が増えてきたというのに、
一年で一度の楽しみがなくなった気がして残念だ。
色々ネットの海をさまよってみると、
日本官能評価学会誌において「においに対する感受性と年齢及び食嗜好との関係」というものがあるみたい。
つまり、感受性が高い人は匂いにも敏感かもしれない。とのこと。
母によると私は小さい頃感受性が高かったらしい。
兄弟が怒られると、何故か私が泣いていたとか。でも兄弟はケロッとしている。
その理論からすると、ここんところは感受性が低くなってしまっていることになる。
いつかパートナーから「この鈍感男!」と怒られる日が来るかもしれない。