タイトル:箪笥<たんす>(字幕版)
制作年:2004年
上映時間:115分
ジャンル:サスペンス、ホラー
制作国:韓国
概要:韓国の古典怪談『薔花紅蓮伝』をベースに、人里離れた家に住む一家の継母と美しい姉妹の確執、そして“家”自体が放つ禍々しい怪奇現象を描いた恐怖映画。
ジャケットが怖そう、というだけで観てみた。
観るまで韓国映画であることすら知らなかった。
よく見たらハングルも書いてあるし分かるのにね。
韓国映画自体観るの初めてだ。
どうも韓国語に違和感を覚え、観るのに集中出来ないから遠ざけていた。
概要に書いてある「韓国の古典怪談『薔花紅蓮伝』」が分からないので、ざっくりな流れを記載する。
義理の母が居る家に父と子供の姉妹がやってくる。
義理母と姉妹は仲が悪い。
なぜか父はほとんどしゃべらない。
姉妹同士は仲良し。
そんな中、家では怪奇現象が起き始める。
という感じ。
綺麗で怖い音楽から始まる。
しょっぱなの患者がこえーよ。
韓国に行ったこともないし、ドラマも見ないから、映画の設定年代が分からない。
床が赤のダイニングって不気味。
趣味悪!
そういう家が多いのか??
住みたくない家だ。
音楽が綺麗でいい感じ。
でも、使い方に違和感。
使用するタイミングとかが変。
効果音も同様。
びっくりする場面でピアノを「ジャンッ!」って。
少々チープなイメージがしてしまう。
笑ってしまったよ。
登場人物の行動の意味がわからん。
「変なの。」
って思うこと多数。
そして、義理母の表情こわっ!
歩き方も違和感。
無理やり上品に歩いているような??
家、暗すぎない??
その中から、いきなり義理母が出てくるからビビるよ。
ちなみに最初は誰かと思った。
説明が全然ないのだ。
一応、途中から会話の内容で分かってくる。
登場人物が喋らなすぎて意味わからん。
家庭内のいざこざシーンが長くて嫌になる。
またか・・・。
って感じ。
ホラー描写もあり、その部分は怖かった。
何かがおかしい。
でも説明はない。
それが続く。
どういうこと??
ホラーなのだが、ミステリーでもあるの??
家族の関係性が理解できない。
上記に色々と理解不能な部分があると散々書いたが、最終的にはある終着点へと落ち着く。
しかしながら複雑すぎて、初見では理解が困難。
理解した時に、過去の理解不能なシーンが伏線だったことに気づくのだが、そんなことを考えていると話が次に進み、置いていかれる。
ミステリー部分も複雑で2、3回観る前程の映画だと思う。
しかし、そうするとホラー部分が楽しめない。
しっちゃかめっちゃかな感じ。
印象としては、まとまりのない映画。
とはいえ考察部分も多く、解説サイトを見て回るのは面白い。
というか、見て回らないと理解不能。
怖がらせるための「ホラー」ではなく、謎解きのための「ホラー」という感想。
しかし、お父さんもっとがんばって!
頼り甲斐がなさすぎるよー。