タイトル:エンドレス・エクソシズム
上映年:2019年
上映時間:85分
ジャンル:ホラー
制作国:アメリカ
概要:とある事件がきっかけでボストン市警を辞め、そのトラウマから薬に頼る生活を送っていたメーガン。遺体安置所の夜勤を始めた彼女の元に、悪魔祓いの最中に亡くなったハンナという少女の遺体が運ばれる。少女の遺体が来て以来、病院内では機械が次々と故障し監視カメラには謎の影が映るなど不可思議な現象が多発。不審に思うメーガンだったが・・・。これは薬による幻覚か、それとも現実か?
出たよ!
いきなりエクソシストの除霊シーン。
女性は暴れ、みんなは頑張れと応援する。
女性が豹変し、神父さんがやられていく。
定番のセリフもある。
神父さん「この娘から出ていけ!」
取り付いた悪魔「この娘は私のものだ!」
そんないつもの茶番シーンでスタート。
除霊シーンから始まるエクソシスト系映画は珍しいのでは?
これからどう盛り上げてくれるのかな?
トラウマと戦いつつ霊安室の回収係の物語。
主人公は新しい職場なのに暇なのか、ゴムボールで遊んでいることもある。
良いのかな??
まあ、基本的に遺体が来ない事には仕事がないみたいだから仕方ないか。
それにしても明かりのセンサー消えんの早すぎんだろ。
部屋や廊下が人感センサーなのだろうが、いっつも手を振って明かりをつける。
トイレの個室あるあるだよね。
これも霊の仕業なのか?
基本的に予測のつく話。
そして展開が遅い。
ホラー演出を通して主人公のトラウマを乗り越える物語にしたいのは伝わる。
でもエクソシスト、ホラー、スリラー、トラウマ、全てが中途半端な感じ。
エクソシストホラーとして特徴的な部分はある。
冒頭が悪魔祓いシーンということもあって、メインは悪魔祓いされた後の少女の遺体。
この遺体が色々やらかすが、恥ずかしがり屋なのか、あまり表に出てこない。
また、傷を治すために襲っているのが面白い。
なんたって、襲うたびに毎回元の場所に戻って死んだふりするのだ。
さらに物語の終着点に違和感の方を覚え、映画全体としてはふわっとした感じだった。
原題は「The Possession of Hannah Grace」
Possessionは所有とか占有、また悪魔が取り付くことも意味する。
Hannah Graceはハンナ・グレースという人名でしょう。
ってことで、「ハンナ・グレースの憑依」みたいな?
どちらかと言えば原題の方が好みだけど、どっちもな・・・。