タイトル：本当の目的
上映年：2015年
上映時間：89分
ジャンル：ドラマ、サスペンス
制作国：マケドニア
概要：列車で出会ったヤナとマリカはすぐに打ち解ける。二人はヤナの暗い過去を秘めた田舎町に向かう。一つ一つ、秘密が暴かれていく。マリカは殺人容疑で逃走中、ヤナは過去の復習をしようとしていた。二人には協力する以外に道はなかった。
Amazonのジャンルではホラーも含んでいるが、ホラー要素は一切ない。
あと、「復習」じゃなくて「復讐」だと思う。
ある意味、昔居た場所に戻ることで記憶を「復習」しているとも言えるが・・・。
原題は「Three days in September」
マケドニア映画とか初めて見る。
映画中に都市名が出てくるが、首都名らしい。
もう地理の知識は覚えていないよ・・・。
いきなり派手なスタート。
マリカのはじけっぷりが物凄い。
ボロボロで血だらけ。
そんなマリカが着いてきて家に泊めてくれと言われても普通断るね。
ヤナも最初は嫌がっていたが、最終的に迎え入れる。
マリカはずっと鼻血を出しっぱなし。
ヤナの家でようやく手当をしてもらう。
鼻血洗うの遅すぎない？
さらには、折れてそうなくらい内出血している部分にガーゼをあてる。
意味はあるのだろうか・・・。
淡々と話す内容で人柄や人物像が分かってくる。
だが、なんだか闇が深い。
何がしたいのか、さっぱり分からない。
何が何だか。
マリカが「刑務所に戻りたくない」と発言するが、元々入ってたの？
その辺りの説明も無い。
中盤辺りまではそんな感じで「???」と進む。
途中からの「ヤナ事変」の時はワクワクしたけど、結局期待を超えない展開。
Amazon概要にありがちだが、おかしな点がある。
冒頭の「すぐ打ち解けて・・・」とあるが、すぐ打ち解けていない。
そもそも打ち解けてすらいないのでは？
警官がこれ以上ないくらいこん畜生で腹が立つ。
イライラが常に付きまとう。
Amazon評価が高い理由が分からなかった。
原題の方がしっくりくると思うし、自分なら「それぞれの目的」とでも付けるかな。
