タイトル:カット/オフ
上映年:2018年
上映時間:132分
ジャンル:スリラー、ホラー
制作国:ドイツ
概要:ある日、検視官ポールは運ばれた女性の遺体の頭部に異物を見つける。その中から出てきた紙切れには、彼の娘であるハンナの名前と電話番号が記載されていた。「パパが指示に従わないと私は殺される」と話す娘は、”エリック”を待って指示を受けろと伝える。その後、再度電話をかけると、相手はハンナでもエリックでもない別の女性リンダが出る。彼女は「エリックは死んだ」と語り、その傍らにはエリックの遺体が転がっているのだった。遺体に手がかりを求めて自ら解剖しに向かおうとするが、遺体のある場所は嵐に見舞われ孤島となっていた。そこでポールはリンダに解剖をするように依頼をするが・・・。
さらっと観た概要からはサスペンスと思われる。
もっと概要を短くしようと思ったが、意味不明になるので諦めた。
それだけ複雑なストーリーである。
ダブル主人公と言っても良いかもしれない。
検視官(解剖医)ポール。
孤島で奮闘するリンダ。
この二人がポールの娘を見つけるために解剖を行なっていく物語。
熟練検視官のポールは自分で手がかりを見つけるために解剖を行いたい。
しかし、場所は嵐で孤島になっている。
そこにはリンダがいるが、当然素人。
電話にて解剖を指示し、娘へと近づいていくのであった。
最初は訳がわからない。
「リンダ」が追われていることしか。
よく分からないが、「リンダ」は悪人ではないようだ。
ポールが女性の遺体の脳からカプセルを見つけるところから事態は動き出す。
ポールの娘ハンナの情報は唯一「エリック」という人物。
カプセルからその人物が浮かび出してきたのだ。
だが、エリックが誰かが分からない。
背中にエリックと書いてある遺体は存在するのだが本人なのか・・・?
エリックの正体を見極めるのが重要そうだ。
ハンナを誘拐した人物も謎。
この時点で怪しいのは、インターン生。
インターン生としてポールに付き従っている。
キャラ立ち過ぎ。
インテリ系優等生キャラ。
怪しいなー。
結局どうなのかは観てのお楽しみ。
中盤までは謎が謎を呼ぶ展開。
基本的に「本土(ポール側)」と「嵐で孤立した島(リンダ側)」を交互に話が進む。
娘ハンナが何処にいるかは不明。
とうか見つけ助け出すのが目的か。
ポールがリンダを使って検死を遠隔操作しながら話が進む。
リンダはいい子で手伝ってくれるけど、自分だったらやだなー。
最初は検死だけだったのに、解剖までさせられるリンダ。
嫌がってた解剖も行う決心をする。
リンダいい子すぎる!
解剖は進むが、娘さんの手がかりは全然ない。
後半で登場人物も増え、話が見えてくる。
じわじわ真相に近づく物語。
小出しにされるヒント。
緊張の連続。
タイトルは「解剖」でも良いのでは、ってくらい解剖しまくり。
終わりまで気が抜けない作品。
面白かったです。
オススメだけど、解剖シーンが多すぎるので「オススメ」タグはやめとこう。