タイトル:特捜部Q 檻の中の女
上映年:2015年
上映時間:96分
ジャンル:ミステリー、スリラー
制作国:デンマーク
概要:殺人課の敏腕刑事カール・マーク。厄介者扱いされて新部署「特捜部Q」への転属を命じられた彼は、助手のアサドと共に未解決となっている美人議員ミレーデ・ルンゴー失踪事件の捜査に着手する。5年前、弟との船旅の途中で行方不明となったミレーデは、当時の捜査で“船上からの投身自殺”と結論づけられていた。だが、次々と新事実明らかになっていくに連れ、カールは彼女が何らか事件に巻き込まれたと確信する。
原題は「 Department Q: The Keeper of Lost Causes」(特捜部Q:失われた原因の番人)。
邦題だと、捜索している美人議員が檻(?)の中にいるからってだけの副題がついている。
そして、インパクトをつけるためだけのパッケージ。
映画の本質が全然伝わらない。
内容面白かっただけに、日本向けの改変は残念。
たぶんデンマーク語。
英語だと、感覚や流れで言いたいことや何言ってるか分かる。
しかし、違う言語だとさっぱり分からん。
シリーズものみたいだけど最初で良いのかな??
特捜部Qシリーズ??
仕事のミスで体の自由を失い、新しい部署である「特捜部Q」につくカール。
そこは20年分の過去の捜査ミスを探す場所。
実際はデスクワークのみを行う場所である。
要は粗探しをするところ。
捜査ミスなんてどんどん起きる訳で、20年分溜まっている状態から開始したら終わるはずがない。
いわゆる窓際族というものだ。
そりゃ本人もやりたくないないわな。
しかしカールは調査をガンガン行なっている。
現場には行くわ。
聞き込みするわ。
上司にデスクワークだろ!って怒られる始末。
自殺と思われる女性ミレーネの真実を調査することにするカール。
それと同時に監禁されているミレーネ側の話に移る。
あんた生きていたのか。
いや、時系列が同じとは限らないから油断ならぬ。
そういう時系列の罠は映画や小説でよくある。
ミレーネの過去編と特捜部Qの現在の話が交差する場面が多い。
カールは基本的に無表情。
どんなに表情固いねん!
相棒いるからまだ良いけど。
調査の手法はアナログ。
いつの時代なんだろね。
現代ではあるまい。たぶん。
中盤までは地味に情報を収集する場面が多い。
しかし終盤で一気に物語が収束する。
そう来るか〜!
どうするの??
みたいな。
中盤の情報が重要なので、見逃し厳禁。
居眠りすると、はて?
となる。
とても面白いサスペンスでした。
コーヒーが飲みたくなるかも。
しかも濃いめの。
次回作も観てみよう。