kappiiのグリーフとか

32歳の時(2018年)に亡くした妻へのグリーフ

会社の教育講師に抜擢された話

去年から依頼されていた仕事がある。

それは社内教育の講師をすること。

さらにテキストも作ること。

 

対象は入社5年目あたり。

 

弊社はサブコンの工事管理も行なっているため、今までなかった「試運転とトラブルシューティング」という項目で研修を行うことになった。

 

問題は私が入社してから、そこまで試運転をしていない、ということ。

なぜ私が抜擢されたのか分からない。

しかし任されたからにはやらねばならぬ。

 

関係部署の部長クラスの人を集め、必要な項目を大まかに決める。

あとは私がテキスト化する。

文章能力が試される。

今までなかった研修+自分も経験がない内容、ということで本当に苦労した。

テキスト作る。

→上司に見せる。

を繰り返し去年、一応完成。

しかし今年上司が変わり、再度見せるとダメ出しをされる。

修正をする。

 

実際に研修を行うにあたり、私がメインの講師だが、ボリュームが多いので他の部員にも手伝ってもらう。

そのため、内容の説明を行う。

なんとか理解しているよう。

しかし、研修前になり、内容がいまいち分からないという連絡が入る。

 

え!?

この前の説明会なんだったの??

というのは声に出さず、再度説明する。

 

不満そうな顔をする人もいる中、何とか説明終了。

 

不安は残りつつも、研修当日。

本社から「テキストの説明をする時は当てて読ませるように」という指令があった。

しかし、私は読まされるが嫌いだった。

寝かせない。

というのが目的ではあるが、結局読み上げるだけになるし、他の人は関係ない。

私自身、当てられるのが嫌いだった。

目的と手段が逆転しているのでは?

と常々思っていた。

 

なので、自分で作ったテキストだし、好きに講義を行うことにした。

基本的に自分で読み上げるのだが、文章通り読まない。

アドリブを効かせ、かつ歩きながら喋る。

また、手や体を使い、説明を行う。

眠そうな人がいたら、その人付近まで行って喋る。

 

今回の研修相手は真面目な人が多かった。

寝ている人は少しで、書き込みもしている。

嬉しい限りだ。

後々、報告書として各自に研修の感想を書かせるのだが、研修がわかりやすかった、と書いている人が多く嬉しかった。

まあ、お世辞かもしれないし、他の研修でも同じ内容かもしれないけれど。

 

残念ながら、座学中に質問はなかった。

恥ずかしがり屋ばっかりだな。

 

 

座学だけでなく、実技の授業も取り入れることにした。

実際に触ることでより深く知識を得るのが目的だ。

班分けをして実技を行う。

やっぱり、実技は楽しいみたいで、きゃっきゃ言いながらやっていた。

 

ちなみに研修の内容は

座学:社内の仕事の基本的な内容。(5年目対象だが復習的な意味)

実技:盤作成(電気工事士の試験に出てきそうな内容)

をメインに行った。

 

私は入社してから12年経つが、今まで苦労したこと。

早く教えてもらいたかったこと。

知らんがな、と思ったこと。

を中心にテキストを作成。

また、色んな資格取得にも役立つように心がけてみた。

 

今回が初の研修なので、研修が終わり、みんなの感想や一緒に講師補助をしてくれた人の意見を取り入れ、次回に活かさねばならない。

研修中にも文句を言ってくる講師補助の人も居たので、来週行われる反省会が恐ろしい・・・。