タイトル:タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら
上映年:2010年
上映時間:89分
ジャンル:ホラー、コメディ
制作国:カナダ、アメリカ
概要:親友同士のタッカーとデイルは、念願の別荘を手に入れ、休暇を自分たちの山小屋で過ごそうと森へやって来た。しかし2人は、同じ時にキャンプに来た大学生グループと遭遇する。大学生グループはタッカーとデイルを人里離れた山に暮らす殺人鬼だと勘違いする。そして悲劇は始まる。
スプラッターコメディですね。
すごく面白かったです。
まず、タッカーとデイルの親友感が素晴らしい。
デイルは本当は気弱で照れ屋なのだが、見かけと目つきで恐ろしい人と勘違いされる。
少し話せば優しく賢い人だとわかるのだが。
大学生グループの勘違いっぷりと謎の行動が面白い。
タッカーに攻撃しようといきよい良く釘?で突撃するのはいいが、タッカーがタイミングよく屈んだからウッドチッパーにスポッと入り込んでしまった。
ウッドチッパーとは不要な木を粉砕する機械で、トラックの後ろについている。
そこに飛び込んだ物だから、そりゃ粉砕されるわけですよ。
似たような勘違いが横行し、タッカーとデイルは何もしていないのに大学生たちは半壊。
ただ最初に女性を助けていることもあり、彼女だけは理解してくれている。
如何に誤解を解くかだけど、パニック状態の大学生たちは一筋縄にはいかない。
というか自ら飛び込むドジっ子だらけなのでどうしようもない。
少々冴えないデイルだが、親友であるタッカーは彼のことを理解している。
そんな彼らの名言。
タッカー→デイル
「人生は短いんだ。行動しろ」
みたいな?
ふむふむ。
そうだよね。
と思いながら見ていたら。
デイルは純粋なのですぐに立ち上がり、大学生グループの女性たちに話しかける。
しかし何故か鎌を持っていっているし、大学生たちはパニックを起こし、すぐ逃げる。
このパニックが要因でタッカーとデイルVS大学生が出来上がってしまう。
終始この形だが、終盤に
デイル→知り合いのおっちゃん?
「人生は短いんだ。行動しろ」
と同じ言葉をする。
気弱なデイルは覚醒するわけだ。
この映画の醍醐味はそこではないが、デイルにも注目してもらいたい。
勘違いで始まり、終始大混乱する映画。
アホみたいなキャラクターしか出てこない作品で頭空っぽで観れる。
90分とは思えないほど濃厚な大騒ぎはぜひ観てもらいたい。