タイトル:マッド・ハウス
上映年:2019年
上映時間:90分
ジャンル:ホラー、スリラー
制作国:アメリカ
概要:米ロサンゼルスのハリウッド。複雑な家庭環境のトラウマから逃れるため、法律事務所で働きながら新しい人生を始めることにしたサラ。彼女は新居を見つけ、住民たちは歓迎パーティーを開いて彼女を温かく迎え入れた。しかし、何かがおかしい・・・。夜は奇妙な音がして眠れず、誰かに監視されているような気がする。脅迫めいた手紙にも苦しめられるようになった。ある晩、部屋で住民の一人に襲われ意識を失ったサラ。目が覚めると、そこには想像を絶する“悪夢”が待ち受けていた・・・。
法律事務所で新しく働く主人公サラ。
上司は嫌味ったらしく分かりやすい嫌なキャラクター。
でもお隣のデスクには頼りになる同僚がいる。
新居を内見し、入居を決める。
だが質問項目に嘘をつく。
ペットを飼っているかどうかの質問に「いいえ」と答えるも、実は猫を飼っていた。
何故に嘘をつくかな。
ここでの嘘が悲劇を有無と知らずに・・・。
入居したのは内側に庭のあるアパート。
出口は門一つ。
色々な人が住んでいる。
弁護士、医者、優男、子ども含む一家、遠くからチラ見してくる男。
新しい部屋では夜に騒音が響いている。
同じアパートの人に聞いても知らないと・・・。
サラは猫が心よりどころ。
しかし部屋に「猫は飼ってはいけない」という手紙が入る。
猫は大人しく、何故バレた。
しかもペットの中でも「猫」ということが断定されている。
普通わかるものかいな??
心労が続くサラ。
同僚が家に遊びに来てくれる。
そこでのアドバイスが素敵だった。
同僚「何も言い答え出来ない時は”これは私の人生”と言い聞かせる」
「私の人生」ね・・・。
辛い時も悲しい時も「自分の人生だと」思えば、力強く生きていける。
はず。
別日。
何者かわからんが次の行動は流石に許せない。
さすがに閲覧要注意だ。
オーブンに猫を入れたのだ。
また「猫は飼ってはいけない」という張り紙。
どんだけ猫に執着しているんだよ。
サラが家から逃げようとするとアパート中の人に捕まる。
確かに怪しいと思っていたけど、全員グルか。
サラは個室に閉じ込められ、手を壁についた体勢を強制される。
1時間続けたら休憩。
これを繰り返す。
拒否すると拷問。
体勢が維持できないと手に杭を打たれる。
なんてこった。
目的は「精神の更生」らしいが、最後まで良く理解できなかった。
一応サラはある程度拷問後、目を見て更生されたと判断された。
ちょっと良くわからん。
その後は定期的にアパートに「残りたい」と言うまで問われ続ける。
その間色々な仕事をする。
重要な仕事だと言って、アパート中に設置されている監視カメラのモニタリングをさせられる。
全てが見られていたのだ。
だから猫を飼っていたことが分かったのね。
納得。
最終的には「残りたい」と言うが、本心は・・・?
職場や友人等のつながりを完全絶ったとアパートの住民は言っていた。
そんな簡単にできるもんかね?
特に父親は子煩悩が強いのでどうするんだ?と思ってたら押しかけてきた。
ものすごく心が揺らいでいる感じが伝わる。
しかし父親の後ろから銃を持ったアパートの住民が近づいているのを見て、すぐに追い返す。
嫌いだから出ていって!みたいなことを言って。
やはり本心は脱出したいと思われる。
アパートの次の住民に元職場の同僚が入ってくる。
同僚も同じく拷問にかけられる。
しかし激しい気性の同僚の拷問は簡単ではない。
サラも手伝わさせられる。
耳に杭を打て、と言われる中、思い出す。
同僚のあの言葉「これは私の人生」。
そして工具で拷問官をボッコボコ。
同僚と脱出を図る。
サラ覚醒ですね。
だがその時、同僚が拷問官から撃たれる。
生きとったんかい!
奪い取った銃一丁でアパートを逃げ回る。
「君には打てない」という優男も一蹴。
恐ろしや〜。
しかし数には勝てない。
出口の門まで来たが囲まれる。
そこで助けに入るは、最初に遠くから見てきた怪しい男。
実は拷問が終了し完全に入居が決まった時に、無理やり婚約者にされていた。
扉をこじ開け、サラを無事脱出させた後、自害。
自害した理由は不明。
残っても拷問されるからなのか?
どちらにしても悲しい。
一緒に脱出する道はなかったのだろうか。
脱出したサラは大通りに出て助けを呼ぶが、通り中が同じ不動産というか組織?であることに気づく。
果たして無事逃げることが出来るのだろうか。
おわり。
みたいな感じ。
謎が割と多いままである。
また周り全員が洗脳されているという不安感・不快感が強い。
サラの洗脳具合が現れていないので、本当に戦闘されて何処かで戻ったのか、ずっと洗脳されたフリなのかわからなかった。
少々もやもや感が残る映画であった。