kappiiのグリーフとか

32歳の時(2018年)に亡くした妻へのグリーフ

(映画)「マッド・ハウス」を観た

タイトル:マッド・ハウス

上映年:2019年

上映時間:90分

ジャンル:ホラー、スリラー

制作国:アメリ

概要:米ロサンゼルスのハリウッド。複雑な家庭環境のトラウマから逃れるため、法律事務所で働きながら新しい人生を始めることにしたサラ。彼女は新居を見つけ、住民たちは歓迎パーティーを開いて彼女を温かく迎え入れた。しかし、何かがおかしい・・・。夜は奇妙な音がして眠れず、誰かに監視されているような気がする。脅迫めいた手紙にも苦しめられるようになった。ある晩、部屋で住民の一人に襲われ意識を失ったサラ。目が覚めると、そこには想像を絶する“悪夢”が待ち受けていた・・・。

 

マッド・ハウス(字幕版)

マッド・ハウス(字幕版)

  • ニコール・ブライドン・ブルーム
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法律事務所で新しく働く主人公サラ。

上司は嫌味ったらしく分かりやすい嫌なキャラクター。

でもお隣のデスクには頼りになる同僚がいる。

 

新居を内見し、入居を決める。

だが質問項目に嘘をつく。

ペットを飼っているかどうかの質問に「いいえ」と答えるも、実は猫を飼っていた。

何故に嘘をつくかな。

ここでの嘘が悲劇を有無と知らずに・・・。

入居したのは内側に庭のあるアパート。

出口は門一つ。

色々な人が住んでいる。

弁護士、医者、優男、子ども含む一家、遠くからチラ見してくる男。

 

新しい部屋では夜に騒音が響いている。

同じアパートの人に聞いても知らないと・・・。

 

サラは猫が心よりどころ。

しかし部屋に「猫は飼ってはいけない」という手紙が入る。

猫は大人しく、何故バレた。

しかもペットの中でも「猫」ということが断定されている。

普通わかるものかいな??

 

心労が続くサラ。

同僚が家に遊びに来てくれる。

そこでのアドバイスが素敵だった。

 

同僚「何も言い答え出来ない時は”これは私の人生”と言い聞かせる」

 

「私の人生」ね・・・。

辛い時も悲しい時も「自分の人生だと」思えば、力強く生きていける。

はず。

 

別日。

何者かわからんが次の行動は流石に許せない。

さすがに閲覧要注意だ。

オーブンに猫を入れたのだ。

また「猫は飼ってはいけない」という張り紙。

どんだけ猫に執着しているんだよ。

 

サラが家から逃げようとするとアパート中の人に捕まる。

確かに怪しいと思っていたけど、全員グルか。

サラは個室に閉じ込められ、手を壁についた体勢を強制される。

1時間続けたら休憩。

これを繰り返す。

拒否すると拷問。

体勢が維持できないと手に杭を打たれる。

なんてこった。

目的は「精神の更生」らしいが、最後まで良く理解できなかった。

 

一応サラはある程度拷問後、目を見て更生されたと判断された。

ちょっと良くわからん。

その後は定期的にアパートに「残りたい」と言うまで問われ続ける。

その間色々な仕事をする。

重要な仕事だと言って、アパート中に設置されている監視カメラのモニタリングをさせられる。

全てが見られていたのだ。

だから猫を飼っていたことが分かったのね。

納得。

最終的には「残りたい」と言うが、本心は・・・?

 

職場や友人等のつながりを完全絶ったとアパートの住民は言っていた。

そんな簡単にできるもんかね?

特に父親は子煩悩が強いのでどうするんだ?と思ってたら押しかけてきた。

ものすごく心が揺らいでいる感じが伝わる。

しかし父親の後ろから銃を持ったアパートの住民が近づいているのを見て、すぐに追い返す。

嫌いだから出ていって!みたいなことを言って。

やはり本心は脱出したいと思われる。

 

アパートの次の住民に元職場の同僚が入ってくる。

同僚も同じく拷問にかけられる。

しかし激しい気性の同僚の拷問は簡単ではない。

サラも手伝わさせられる。

耳に杭を打て、と言われる中、思い出す。

同僚のあの言葉「これは私の人生」。

そして工具で拷問官をボッコボコ。

同僚と脱出を図る。

サラ覚醒ですね。

だがその時、同僚が拷問官から撃たれる。

生きとったんかい!

 

奪い取った銃一丁でアパートを逃げ回る。

「君には打てない」という優男も一蹴。

恐ろしや〜。

しかし数には勝てない。

出口の門まで来たが囲まれる。

 

そこで助けに入るは、最初に遠くから見てきた怪しい男。

実は拷問が終了し完全に入居が決まった時に、無理やり婚約者にされていた。

扉をこじ開け、サラを無事脱出させた後、自害。

自害した理由は不明。

残っても拷問されるからなのか?

どちらにしても悲しい。

一緒に脱出する道はなかったのだろうか。

 

脱出したサラは大通りに出て助けを呼ぶが、通り中が同じ不動産というか組織?であることに気づく。

果たして無事逃げることが出来るのだろうか。

 

おわり。

 

みたいな感じ。

謎が割と多いままである。

また周り全員が洗脳されているという不安感・不快感が強い。

サラの洗脳具合が現れていないので、本当に戦闘されて何処かで戻ったのか、ずっと洗脳されたフリなのかわからなかった。

少々もやもや感が残る映画であった。