ってタイトルにしようと思っていたが、脱線が長くなったので変えた。
映画はとにかく重い。
何となくストーリーは知ったけど重い。
日本のパッケージは相変わらず詐欺なので気にしない方が良い。
しかし作り込まれている。しっかり観た後、2週目観ると様々な事に気付かされるだろう。
精神の病気の辛さはほんの少し知っているだけに心に来る。
自分の場合、前妻を無くして2ヶ月程度した際にてんかん発作と思われる症状が出て入院した。
入院直後の記憶も曖昧だが、数日経った時の夜中、急に周りから殺されるという妄想にかられた。でもその時は恐怖はなく自分でも死ななければならないと考えていた。病院の屋上へ行こうとするが鍵がかかっている。ガチャガチャしてたら看護師さんに見つかる。曖昧だけど、その時は看護師さんに「自分は全部分かっているんです!」みたいな事を話した記憶がある。今考えると何て事を・・・。親身に対応してくれる看護師さんマジ天使。慣れているんだろうな。
その後、病棟を移り精神病棟へ行く事となった。壁は柔らかい素材で出来ており、危ないものはない。冷静なってみると、あの状況なら当然の対応。何週間かの往診、脳波検査、投薬の血中濃度検査の結果により、無事退院。
発作なのか何なのか、記憶が曖昧になり、徘徊しだす。自分も危険だし人にも迷惑かける。これほど酷い症状はこの時だけだったが、恐らく妻の死から数ヶ月麻痺していた心に負担がかかり、持病のてんかんも相まった結果なのではないかと思う。
精神的な病気に関わらず、自己の喪失、記憶の欠如というのは自分から見ても他人から見ても恐ろしいものである。
ということを映画見て思い出しました。まる。