kappiiのグリーフとか

32歳の時亡くした妻へのグリーフ、バイオリン、てんかん、映画、日記

妻との最期の会話

本当は書きたくない。思い出したくない。嫌になったら記事ごと削除するかもしれない。でも吐き出すことで気持ちに変化があるかもしれない。

妻との最期の会話。

汗をかきながら苦しそうする妻。その異常な様子にすぐ救急車を呼ぶ。コールセンターの人が深呼吸をして。と言っていたが自分へなのか妻へなのか分からない。当時は妻へだと思ったので、直ぐ妻へ深呼吸して!と言う。懸命に従う妻。

救急隊員が来て直ぐに病院へ行けるよう、準備をする。保険証、上着用意。妻は「保険証は財布に入っている」と言った。場所は把握していたので、「知っているから、ゆっくり深呼吸して!」と妻へ伝える。

これが最期の会話となった。救急車内で反応はするものの会話ができない。小さくなる心電図の反応。どこまでが正常か判断出来ない。当時何を考えていたのだろうか。もう思い出せなくなってきた。あれから記憶の欠損が著しい。

妻が居ない現実を受け止める事が出来たとしても辛い。言えるのは妻は自分にとって必要不可欠であると言う事。

当時もっと勇気づけられる事が言えたのではないかと、いつも後悔している。