前回、自分は絵を描くのが苦手だ。
特に色塗りが。という事を記事にした。
その記事を書きながら思い出した話。
同じく中学生の時に油絵の授業があった。
美術の資料集から好きな絵を選び模写するのだ。
自分は西洋の建物が好きだったので、そんな絵を選択。参照した絵は、秋か冬の絵なのか木は枯れており、空は澄みわたっていた気がする。儚い感じの街並みって感じの絵(写真かも)が好きだったのだ。
それを自分が模写すると↓になる。
元の絵は手元に無いが、完全に別作品。特に右下がひどい。もはや廃墟レベル。こりゃあ、ラストオブアスの廃墟探索シーンに出てくるわ。
たしか、まず建物の枠線を塗って、壁面塗り、窓やらを塗ったんだろう。その後、空、木といった順番で塗った記憶がある。全く意図した色が出ず、イライラしたと思う。何度も色を重ねて塗って、を繰り返した。意外と重ねて塗るのは油絵として「あり」なのかもと思い込みつつ、空の色が蒼くならず、絶望を感じていた。
授業中に「空の色が上手いこと出せないんです〜」って、こっそり先生に相談したのに、先生が同じ絵をテーマにした女子の絵と見比べ出して、「これはこれで・・・」みたいな事を言ってた気がする。
他の人に見せたくないから、こっそり聞いたのに!
恥ずかしさが勝り、色の出し方は覚えていない。
もしかしたら教えてもらえなかったかも。
という風に全く納得いっていない絵なのだが、今でも取ってある。
前妻はお世辞と思うが良い味出しているよと言ってくれた。
ただ、諦めが入っているところあるね、と言われた。その通り。よく見てるな。
自分でもどこか気に入っているのか、今でも壁に飾っている。
家に来た人で「この絵何?」とつっこんだ人はまだいない。