タイトル:悪魔の棲む家
上映年:2005年
上映時間:90分
ジャンル:ホラー
制作国:アメリカ
概要:1974年、ニューヨーク州ロングアイランドの豪邸に住むデフェオ一家が、長男のロナルド・デフェオ・ジュニアによって惨殺される。後に逮捕されたロナルドによると、自分は「家」から発せられた声によって操られたのだという。
それから1年後。ジョージ・ラッツとキャシー夫人が格安で売られていたこの家を購入し、3人の子供たちと共に引っ越して来る。そしてその直後から怪現象が起こり始める。
タイトルにあるように、リメイク作品。
元は1979年とかなり昔の作品である。
日本でも1980年に公開されていた。
概要だけ見てみると、だいたい似た作品のよう、たぶん・・・。
私があまり好かないエクソシスト系と思いきや・・・、やっぱりエクソシスト系だった。
だが、悪魔祓いシーンが少なく、その他のホラーシーンが多くて個人的には高評価である。
しかし、今回の神父は弱すぎる。
それとも悪魔が強すぎるのか?
ちょっと聖水を振りかけたら高濃度の硫酸のごとく、ジュワッと消え去る。
すると、車で退散。
追いかける一家の奥さんも一蹴してさっさと退散。
こんな神父が出番の少ないエクソシスト系映画は初めてだよ。
今作品で悪魔が取り憑いているのは「家」らしい。
昔に住んでいた一家もその「呪われた家」に影響された長男によって惨殺されたのである。
今回のターゲットは一家の大黒柱である夫。
全然関係ないが、この夫は超ムキムキ。
大胸筋もすごいが、腹筋が六つに別れている。
斧も軽々持ち上げる筋肉。
何故か上半身が裸になるシーンが多く、ムキムキぶりをアピールされる。
筋肉好きにはたまらないだろう。
エクソシスト系の映画もそれなりの数観てきたが、定番の流れはわかってきた。
まずは少女が大人に見えない殺された「何か」を見る。
見えたと言っても大人は信じてくれない。
その「何か」が間接的に攻撃してくるパターンがありがち。
今作もそう。
また、子供たちは直接殺さない。
これも定番。
というか、規制がかかっているのかもしれない。
今作品の子供は、長男、次男、長女の3人。
映画定番の少女が見えない女の子と話だす。
長男は幽霊的な存在を見ることはなかったが、悪魔に取り憑かれた父親に虐められる。
次男も幽霊を直接確認することはなかったが、超常現象を目撃。
一家はお金がないので、格安で売られていた、この家を購入した。
初めから不動産屋が「昔、惨殺事件があって・・・」と言ってくれれば、この事件はなかったかもしれないのに、売ってから申し訳なさそうに発言。
酷すぎる・・・。
「家」が問題ということで、一家は家から離れることで難を逃れた的な終わり方。
でも本当に取り憑かれた風の父親は正気を取り戻したのだろうか?
今後お金がないけど、どうするのか。
気になる点はある。
エクソシスト系の映画の中では個人的には高評価の作品。
ホラー映画として十分怖かった。
また、ムキムキ父親がいい味出してて面白かった。