「もと焼き」とは昔から作られている日本料理だそうだ。
「もと」とは卵黄と味噌、砂糖などで作る黄褐色のソースのこと。
牡蠣とかの魚介類に「もと」かけて焼く料理なので「もと焼き」と呼ばれる。
行きつけのバーで先日新メニューとして登場した「カキのモト焼き」。
マスターに「今度食べてみて?」
と言われたが、ものすごく気になったので、その日に注文。
牡蠣四つ入で350円と安かったのだ。
ちょうどツマミを探していたところだったのも理由の一つ。
黒板には
カキのモト焼(oyster's gratin)
と書かれている。
gratinとはグラタンのことだが、モト焼きは粉を使用していない。
卵黄を使い乳化させたソースをかけているのである。
乳化大好きな私にとっては期待大だ。
※「乳化」とは油と水など、本来混ざらないものが均一に混ざり合った状態のこと。
マヨネーズやドレッシングも乳化を利用している。
私は大学生のころに「乳化」を用いた研究をしていた。料理は関係ないけど。
冒頭で日本料理と書いたが、このモト焼きはグラタンのようになっており西海岸風である。
マスターはバンクーバーにて大量に作ったそうだ。
ただしこの乳化の工程が大変だから大量生産には向かないんだとか。
現在牡蠣の季節だからメニュー入したのかな?
ちなみに具材は
・牡蠣
・ペンネ
が入っている。
香りからして良い。
さらに乳化ソースの上にブラックペッパーが効いて美味しい!
お皿に残った油も美味しい。
結構酔っ払っていたので、言葉が見つからない。
食べたことがない味でもある。
本当に美味しい。
牡蠣好きにはたまらないが、牡蠣好きだけじゃ無い人にもオススメしたい一品。
必ずまた食べる!!