kappiiのグリーフとか

32歳の時(2018年)に亡くした妻へのグリーフ

(今週のお題「わたしのコレクション」)ペットボトルのふた収集をしていた話

今週のお題「わたしのコレクション」

 

これは私が11歳くらいの話。

27年前、ちょうど阪神大震災が起きた年だ。

 

あの頃、なぜか私の家では2Lペットボトルのジュースを買うことが多かった。

1995年に容器包装リサイクル法が制定され、1997年にペットボトルが加わっていることから、この時期にペットボトル自体が世の中に多く出回っていたのだと推測される。

 

1995年前後ではペットボトルは燃えないゴミに分類されていただろう。

しかし、私はその蓋を収集していた。

何に使用していたかと言うと、蓋を使った小さなロボット風人形を作っていたのだ。

私は昔、工作が大好きで割り箸やら何やらをセロテープを駆使し、工作をしていた(ゴミの人形)。

一方、兄もペットボトルを収集していた。

兄は蓋だけでなく本体も含めてだ。

何に使用していたかは、もう覚えていないが、有益な利用方法だったと思う。

二人でペットボトルの奪い合いをしていた最中、たまに祖母がこっそり「お兄ちゃんには内緒ね」と私に蓋を渡してくれた事を覚えている。

祖母のこっそりはあまりこっそりではなく、周りからはバレバレだが嬉しかった。

 

そして1995年1月17日に阪神淡路大震災が起きた。

私は当時、関西住まいで災害にあった。

電気、水道、ガスは停止。

本棚等も倒れたが、幸いにも人的被害は無かった。

 

電気の復旧は早かったが、水道に時間がかかった。

給水車が来た時に、家からポリタンクやペットボトルを持って行き給水していた。

その時に、兄が集めていたペットボトルが大活躍。

私の自慢の蓋ロボ(ゴミ人形)は残念ながら役に立つことはなかったのだ・・・。

 

サバイバルに必要なものを認識した初めての時だったかもしれない。

今では、飲み物、食料、大きいポリ袋、LEDライト×2(ベッドあたり用と玄関用)を常備している。

本当はガラス等が床に散乱した場合のために靴も室内用に準備した方がよいのだろう。

 

蓋ロボはその後どうなったか覚えていないが、ある意味、災害に備えるために必要なものを考える良いきっかけだったかもしれない。