今週のお題「人生変わった瞬間」
変わった「瞬間」と言うと言い過ぎになる。
あの頃がなかったら今の生活は違った形になっていただろう、と言う感じだ。
現在、職場で同僚にも、自宅で彼女にも良く言われるのが「机(家の中)廻り綺麗だね」と。
整然としていると良く言われる。
確かに、埃まみれは嫌なので、掃除機や卓上ほうきはよく使う。
この卓上ほうきは特にお気に入り。
キーボードの隙間から机の隅々まで掃除ができる。
取手に穴がついているので机の横にマグネット式フックをつければ、かさばらなく常備できる。
とてもオススメである。
それらはいいとして、今回のお題として書きたいのは心構えとか整理整頓のお話。
私は一人暮らしが長かった。
大学生になってから初めて一人暮らしを始めた。
そこから大学生修士を修了するまで計6年間同じボロ屋(失礼)に住んでいた。
正直言って掃除は苦手である。
整理整頓も苦手である。
でも埃は嫌い。
アレルギーもあるので。
なので、自分が生活する周りに関しては掃除をしていた。
しかし書類やゲーム機、ケーブルは散らかしっぱなし。
今思えば、よく生活していたよ。
社会人になってから、数ヶ月は実家暮らし。
その後、東京へ転勤。
また一人暮らしだ。
大学生時代とは比べ物にならないほど綺麗なマンション。
大きい道路が真横だからって、窓は二重、ゴミ倉庫があるからいつでもゴミが出せる。
なんて快適!
だが、生活は変わらない。
相変わらずハンターハンターの円でも使ってるのかってくらい自分の周囲だけ綺麗。
その後、生活が一変する。
結婚だ。
大学生四年生の頃から付き合っていた彼女との結婚。
今は亡き妻。
前妻とは埼玉→愛知と転勤をしても共に居てくれた。
私の整理整頓の技術、心がけは前妻に習っていると言って良い。
・書類はファイルに分類して収納する
・無印の壁取り付け台を使って、すぐに使うものは置いておく
・ケーブルは束にして壁に沿わせて目立たなくする
・小さい箱を用いて、収納を綺麗に使いやすくする
・掃除機をかけた後はウェットシートで拭く
・等々
今、綺麗に見せられている部分は前妻のおかげ。
逆に言うと、前妻がやっていなかった部分は綺麗になっていない。
どうやって整理整頓したら良いかわからない。
困ったものだ。
やはり整理整頓術は基本的に持っていないのだな。
もう一つ。
断捨離。
基本的に私の家は物が溢れる。
捨てるのが苦手なのだ。
「使うかもしれない」
よくあるダメな考え。
これを払拭したのは前妻が亡くなった後。
「捨てたくない」「捨てなければならない」の間に揺れる物たち。
衣類、靴、鞄、貴金属、ぬいぐるみ、落書きノート、等々
もちろん、親族に分配済みものたち。
「捨てたくない」
という気持ちが先行するが、使うこともできない。
しばらく悩んだ。
二回断捨離をした。
一回目は引っ越しをした時。
前妻が亡くなった愛知から今の住所に引っ越す時に大部分を処分した。
まあ、部屋が大分狭くなるから入らない、という理由もあるけれど、良いタイミングだった。
二回目は婚活を始めた時。
婚活するにあたって、プロフィールには「死別」と書いてあるが、家に前妻を思わせるものがあったらダメだろう。
ということで二回目の断捨離を行なった。
おかげでだいぶスッキリしたお家。
だが、時間が経つにつれ、また物が増えてきた。
どう捨てたら良いかわからない物たち。
契約書やら請求書。
捨てて良いのか悪いのかわからない物。
これらも調べてスッキリさせようと思うこの頃。
誰かに本当、綺麗好きだね、と言われる度に前妻を思い出すのはなんとかしなければならない。
今後のためにも。