kappiiのグリーフとか

32歳の時(2018年)に亡くした妻へのグリーフ

(映画)「108時間」を観た

タイトル:108時間

上映年:2018年

上映時間:107分

ジャンル:ホラー、スリラー

制作国:スペイン、ブラジル、アルゼンチン

概要:ある劇団が新作舞台の準備として、今は廃屋となっている精神病棟を使うことに。その舞台とは108時間眠らずにいた女性の悲劇のストーリーで、演出家のアルマは役者らに実際に眠らずに過ごさせ登場人物の心理に近付くように求める。しかし主役の座を狙うビアンカに恐ろしい事が起き始める。

 

 

狂気の作品。

 

人間は108時間眠らないと精神、肉体へ影響し、幻覚を見るようになる。

そして、その先に・・・。

という感じ。

 

その108時間後に訪れる曖昧な状況において、演劇を行うお話。

役者には憑依が起こり、より真に迫った演技を見せる。

そんな解釈をしていたのだが、ちょっと違うかも?と疑問に思う。

 

まず、違和感を覚えたのが、憑依一度目のシーン。

お風呂で溺れかけるシーンがあるのだが、一回目で周囲のスタッフがいなくなる。                                                                                                                 

二回目で再び異なる場所の浴槽に移動する。

最初観た時は何が何だか分からなかったが、今考えると二回憑依しているのかもしれない。

確証はないけれど。

 

タイトルにある108時間は憑依にかかる時間だが、それ以降も進み、狂気は進行していく。

 

どの憑依がどの脚本なのかと考えることは多く、面白い。

おしいのは長時間起きているのにも関わらず、皆んな疲れている様子が見えないこと。

もう少し憔悴していても良いのではなかろうか。