kappiiのグリーフとか

32歳の時(2018年)に亡くした妻へのグリーフ

(お題)記憶が断片的になった

お題「命より大事なものを失くしたらどうしますか?どうしましたか?」

 

このブログのテーマでもあるが、私にとって前妻は当時命よりも大切なもの。

それが、前触れもなく突然失われた。

突発性の血栓が心臓に詰まる病気だった。

 

当時、直後、数ヶ月の記憶が正直曖昧だ。

そのために日記やブログに記録をして、失わないようにした。

また感情を書き出すことはグリーフ(失われたものへの慟哭)ケアに役立つと聞き、ブログも立ち上げることにした。

ただただ書き出しているだけなので、質素なデザインなのはご容赦を。

 

当時の記憶は本当にない。

救急車から意識がなく、ICUに移った段階で絶望的だと医師から告げられる。

恐らく可能性はごく僅かだろうが、手を握ったり、声をかけたり、好きな音楽をかけたりとできることはしたと思う。

これは日記から思い起こしたもの。

だが、一般病棟へ移される。

医師には分かっていたのであろう。

私も薄々気づいていた。

 

それからは逐一日記を書くようにした。

それはそれは細かく。

父親と喧嘩しかとか、お昼何食べたとか。

なんとか先生が親切だとか、色々書いてあった。

 

救急車を呼んだ日、一度家に帰って休んだ方が良いよと言われて帰宅した。

そういや、ずっと寝てなかったなと。

部屋着のまま電車に乗り帰宅。

帰った瞬間、膝から力が抜けた。

そして号泣。

自分でもいうのもなんだが、あまり泣かない性格。

しかし、まさに嗚咽。

涙が溢れ出る。

代われるものなら代わりたい。

こんな良い子がなぜ?

と何度も考えた。

この辺りは書き出すと長くなるので、過去のブログに詳細を。

 

また、衝撃なのが、前妻が亡くなった直後の行動。

まったく記憶はない。

しかし飲み歩いたり、ゲームをした記録が残っている。

このゲームは前妻と目標を立てて達成したらやっていいよ、と約束したものだ。

クリアしているのだが、全く記憶にない。

 

そのゲームはとても面白く、今もプレイしたい気持ちもある。

しかし前妻との記憶が強く出て、プレイできない状態が続いている。