お題「命より大事なものを失くしたらどうしますか?どうしましたか?」
このブログのテーマでもあるが、私にとって前妻は当時命よりも大切なもの。
それが、前触れもなく突然失われた。
突発性の血栓が心臓に詰まる病気だった。
当時、直後、数ヶ月の記憶が正直曖昧だ。
そのために日記やブログに記録をして、失わないようにした。
また感情を書き出すことはグリーフ(失われたものへの慟哭)ケアに役立つと聞き、ブログも立ち上げることにした。
ただただ書き出しているだけなので、質素なデザインなのはご容赦を。
当時の記憶は本当にない。
救急車から意識がなく、ICUに移った段階で絶望的だと医師から告げられる。
恐らく可能性はごく僅かだろうが、手を握ったり、声をかけたり、好きな音楽をかけたりとできることはしたと思う。
これは日記から思い起こしたもの。
だが、一般病棟へ移される。
医師には分かっていたのであろう。
私も薄々気づいていた。
それからは逐一日記を書くようにした。
それはそれは細かく。
父親と喧嘩しかとか、お昼何食べたとか。
なんとか先生が親切だとか、色々書いてあった。
救急車を呼んだ日、一度家に帰って休んだ方が良いよと言われて帰宅した。
そういや、ずっと寝てなかったなと。
部屋着のまま電車に乗り帰宅。
帰った瞬間、膝から力が抜けた。
そして号泣。
自分でもいうのもなんだが、あまり泣かない性格。
しかし、まさに嗚咽。
涙が溢れ出る。
代われるものなら代わりたい。
こんな良い子がなぜ?
と何度も考えた。
この辺りは書き出すと長くなるので、過去のブログに詳細を。
また、衝撃なのが、前妻が亡くなった直後の行動。
まったく記憶はない。
しかし飲み歩いたり、ゲームをした記録が残っている。
このゲームは前妻と目標を立てて達成したらやっていいよ、と約束したものだ。
クリアしているのだが、全く記憶にない。
そのゲームはとても面白く、今もプレイしたい気持ちもある。
しかし前妻との記憶が強く出て、プレイできない状態が続いている。