バイオリンを初めて習う際に、先生から用意して欲しい教本があると言われた。
「篠崎バイオリン教本」とか「スズキメソード」とか。
初心者の私はよく分かっていなかった。
じゃあ、「「篠崎バイオリン教本1」からやっていきますか。」と言われた。
この教本は音楽教室にも売っていたので、その日に購入。
ずっと使っていた。
いつの日か、篠崎バイオリン教本2になり、少々難しい曲をやるようになってきた。
そしてバイオリンを始めてから3、4年目に発表会に出ることに決めた。
が、そのタイミングで先生が妊娠したの機に交代することになる。
新しい先生がどんな先生なのか、どんな教え方か分からず動揺した。
だが新しい先生はとても優しく、かつ理論的に教えてくれるので私に合っていた。
私の身体だと、こういう弾き方の方が良いとかアドバイスしてくれるのはとてもありがたい。
発表会の曲も先生がレベルに合った曲を選定してくれ、そこから私が選ぶ、という楽な決め方。
そして発表会も無事(?)終わり、次に進むことへ。
やっていた曲も行き詰まり、次どうするか迷いどころであった。
先生が「kappiiさんにはスズキメソードが合ってると思うので、用意してもらえますか」と言ってくれた。
「スズキメソード」も有名なバイオリン教本の一つで、初心者向きである。
「ふん!発表会に出たレベルの私に今更初心者向けか!」と心の奥底のちょっとした部分の極小さいレベルで思いつつ承諾。
実際、スズキメソード第一巻は持ち方や基本の音階練習が多い。
しかし、先生にその基本の音階練習を使って、持ち方を少々矯正。
今までが悪い訳ではないが、よりkappiiさんにはこの持ち方が合っている、とのこと。
今の内に矯正しておくと、のちのち難しい曲でも弾きやすい、と。
なるほど納得。
左手の指の押さえ方、指の持ち方。
説明が下手でわかりにくいと思うけど、指は基本的に出したい音があれば、対象の弦にて全指を押さえる。
3の指(薬指)を押さえたいのであれば1(人差し指)、2(中指)も同時に押さえる。
これが基本である。
しかし、今回追加で行ったのは、必要な指だけを押さえる練習である。
3の指(薬指)だけを押さえるといった練習。
本来、他の指(1、2)を押さえているので、位置がわかりやすい。
これを単独で押さえるのである。
位置も分かりづらいし、他の指を浮かすのも大変。
何故、こんな辛い押さえ方をするのかと言うと、後々他の弦を同時に弾いたり、すぐ移弦する場合に有効だから。
これもなるほど納得。
そして右手の弓の弾き方、肩の位置。
説明が抽象的になるので、詳細は省くが、肩の位置が上がらなくなるように弓を持つ、弾く。
とにかく脱力を意識したフォームを心がける。
そんなこんなと新しい教本にて心機一転。
気持ち上手になってきている気がする(たぶん気のせい)。
いずれ今年度の発表会があるだろう。
それまでにフォームを獲得して上手に見せられるよう頑張りたい!
長くなりました。
ご拝見ありがとうございまする。