タイトル:ポライド 字幕版
上映年:2019年
上映時間:88分
ジャンル:スリラー、ホラー
制作国:アメリカ
概要:アンティークショップで偶然手に入れた年代モノのポラロイドカメラ。SNS世代の高校生バードたちはシャッターを押せば写真が出てくるその“新感覚”なカメラに夢中になる。しかしその後、撮影された友人が次々と悲惨な死を遂げていく。そして、自分自身も映り込んでいることを知り・・・。
原題もPolaroid。
それ以外に名前をつけようがないか。
シンプルにて本質。
5人以上登場人物が出てくると覚えきれなくなってくる歳になってきた私だが、特徴があればギリギリ記憶できる。
その中でも主人公である女の子「バード」は消極的。
カメラが趣味なのかな?
いつもカメラを持っている。
卒業式(?)時に好きな男子を隠し撮りするが、本人に結局バレてて見せてよー、と言われる。
アタックチャンスなのに消極的な彼女はあまり話すことができない。
一方で、バイト先のアンティークショップでは、そんな彼女を好きな男性がいてポラロイドカメラをプレゼントする。
渡すついでに近寄りキッスをしそうになるが嫌がられる。
って!
三角関係!
少女漫画かよ!!
甘酸っぱい出だしだな!
話の中心であるポラロイドカメラがとてもかっこいい。
チェキ的なものではなく、カシャンカシャンと畳める立体的な構造。
撮るときはキュイーンって音がする。
ちなみに、ポラロイドカメラとはポラロイド社が開発した撮った写真をその場で現像できるカメラを指すらしい。
問題はアンティークショップにて出てきたカッコいいポラロイドカメラ。
舞台の時代はSNSも駆使しているため、ポラロイドは骨董品。
だが撮った後に、にょいーんと写真が出てくるのを皆さん楽しんでいるようだ。
いろんな場所で友人たちを撮っていく。
ところが、このポライドカメラで撮った人物が不自然な死を遂げる。
さらには、写真に影が写っており、その影が次のターゲットを決めるかのように移動していることに気づく。
あんたが悪いのよ!と責めらるバードが可哀想。
しかも自分自身も写っているし。
なんとか死から回避しようと模索するが、うまくいかず・・・。
次々と友人たちが影に襲われながらもポラロイドカメラの秘密を探っていく。
果たして死から逃れることは出来るのだろうか・・・。
ホラー映画にありがちではあるが、都合よく1人になってく被害者たち。
一人になっちゃダメって言っているのに!
とりあえず武器を持つのは好感が持てますね。
効くかどうかは分からないが、対抗策は持つべきだ。
自分ならそうする。
演出がとても良くて、怖さが伝わる
仲間がいるのは心強いのだが、一致団結はしていない。
頼れる味方が数人居るのは頼もしいけど。
ホラー映画でありがちな、騒ぐだけ、エクソシスト呼ぶ、とかではない。
主人公が聡く、理論的に死の法則を調べている。
この謎解きタイムが面白い。
主人公が好意を寄せている彼も頑張ってた。
一方、敵が案外ショボい。
弱点があるからなのか、あんまり積極的に襲ってこない。
最近「呪怨」とか見過ぎたせいかな?
あいつらは、いつでもどこでも襲ってき過ぎ。
結局、バードの首の傷はなんだったのか?
消極的になってしまう原因なのかな?
たぶん説明はなかったと思う。
たびたび真実の方向性がよく分からないことになっている。
最終的には保安官の主張が正しいのかな?
最後まで見終わった感想としては、少々説明不足と感じた。
しかし十分面白かった。