タイトル:劇場版『キノの旅』病気の国ーFor Youー
上映年:2007年
上映時間:29分
制作国:日本
ジャンル:アニメ
概要:キノとエルメスが訪れた国は、科学が発達した高い文明をもつ国だった。安定した環境の下、巨大なドームの中で暮らす国民達。一方、その国には、選ばれたエリートたちだけが暮らすことができる“開拓地”が存在していた。そこは、ドームの外で、実際の日光や土に触れることができるため、ドームに暮らす人々の憧れの地でもあった。キノとエルメスは、厳重な消毒を受け、ドームへと入る。そこで一人の少女イナーシャと出会い・・・。
30分と、とても短い。
普通のアニメ見てるのと同じ。
原作は「旅人キノ」と「喋るバイクであるエルメス」が様々な国を旅する話。
基本的に1話一国の完結方式。
絵は旧作アニメとも新作アニメとも違う。
旧作は丸顔。
新作は尖っていて原作の挿絵に近い。
この映画はちょうど良い塩梅。
キノは女の子だけど、挿絵や描写だと性別不明なことが多い。
新作シリーズのアニメはあからさまに分かるけど。
この映画でも、顔つき、シルエットで女の子とわかる。
良くキノが旅の話を人に聞かせる場面がある。
アニメシリーズでもこの映画でもその場面があった。
聞いている方も話しているキノもとても楽しそう。
自分も旅の話を聞いてみたいものだ。
今回は病気の女の子に旅の話をする。
キノの旅のストーリーは必ず一捻りある。
ショートショート的な話なのである。
当然、この話もそう。
劇場版だし。
途中から予想はつくオチだったが面白かった。
短いし仕方がない。
エルメスが他の車と喋ろうとするけど、話せない車の様で一方的になってるのが面白い。
エルメス「キノって酷いんだよー、〇〇みたいなことがあってー」
車「・・・」
エルメス「君って無口だね!相当!」
車「・・・」
って話し続けている。
原作の小説にも含まれる話だったが、キノの旅の良さというか本質が含まれており、楽しめました。
キノの旅を観すぎると、オチが予想できるようになってくるのが悲しいが、基本他の話も楽しいのでオススメです。