仕事中に言われて「ぐぬぬ」となる言葉がある。
例えば「それじゃあ、誰も分からない」とか「それじゃ、みんなに伝わらない」とか。
特に最近の仕事の内容が、後輩に教育するための資料作り及び実際に教えるからだ。
20人くらいの入社5年目に教鞭を取る。
資料を作成して上司にチェックをしてもらう。
一度はOKを貰った。
が、講習直前に何故か実施内容を誰も分かっていないと言われた。
講習は人数の関係上、私だけでなく複数人で行う。
そのため事前に講習内容に関する説明会を行った。
しかも二回も。
それなのに「誰も内容を分かっていない」と言われ、少々憤慨。
いまさらか・・・。
説明の仕方が悪かったのか、理解する気が無かったのか。
どちらにせよ、その場で言って欲しい。
直前になって、「何教えたらいいの?」はないだろう。
基本的にテキストに全て書いてある。
書きすぎて分厚くなるほど。
また、人によって教えたい方針が異なっている。
上司は最低限「これだけ知っておけばよい」という内容を細かく説明するタイプ。
私は実体験に基づいて、現場で知っとくと便利な内容を色々教えるタイプ。
色々教えても覚えきれないので、テキストに反映させる。
特に重要な部分だけをピックアップする。
頭の片隅に入れておいて、覚えてたら読み返してみてスタイル。
少し上司と喧嘩になりそうになったのは教え方の問題。
「あなたは知っている内容だから説明できるけど、それでは受講生は理解できないよ」
という言葉。
分かっているよ。
自分が最初にその分野の仕事に手を付けた時、さっぱり分からなかったから。
色々調べて、色んな人に聞いて、経験を積んで今に至るのだ。
そのノウハウを最短ルートで教えるのが今回の講習の目的ではないのか!?
結局、悩みこんで体調を崩し、なし崩し的にテキストは変更なしで進んだ。
自分は教えることに向いていないのではと思うようになった。
だが諦めてはならない。
来年、同じ講習を行う際には上司を納得できるような内容のものを作るつもりだ。
今回の過ちを前向きにとらえよう!