kappiiのグリーフとか

32歳の時(2018年)に亡くした妻へのグリーフ

(映画)「ポスト・モーテム遺体写真家トーマス」を観た

タイトル:ポスト・モーテム遺体写真家トーマス

上映年:2020年

上映時間:116分

ジャンル:ホラー、ミステリー

制作国:ハンガリー

概要:第一次世界大戦後のハンガリー。遺体写真家のトーマスは戦争とスペイン風邪により大量の犠牲者が出た村を訪れるが、その村は死者が悪霊となり憑依する呪われた村。少女アナと協力し秘密を明らかにしていくが霊は二人を容赦なく追い込む。果たして呪われた村から帰還する事ができるのか。

 

 

久々に長めの映画を観た

私は睡眠導入剤を飲んだ後に最後まで見れるのか!

 

 

タイトルだけで決定的。

少々不謹慎感はあるが、めっちゃ怖そう。

いきなりのダメ出しだが、タイトルが長すぎると思う。

ポスト・モーテム=事後検証

長いから、トーマスという人名を出す必要性も感じられない。

私なら「ポスト・モーテム”遺体写真家”」とでも。

トーマスは作中で何度も連呼されるしね。

 

最初の舞台は戦時中。

爆弾か地雷かですっ飛ばされたトーマス。

死んだと思われて、遺体穴に埋められる。

だが、途中で息を吹き返す。

 

半年後。

恐らくハンガリーの街。

そこそこ賑わってるな。

そんなものなのか・・・。

ポスト・モーテムは死んだ後、という意味で使われている。

賑わっているかと思ったら、ポスト・モーテムの写真が並べてあった。

トーマスはポスト・モーテム「遺体写真家」として働いている。

撮る方もとられる方も辛い仕事。

撮られた人はみんな感謝している。

生きているようだ!とか。

日本にはない文化だが、少しわかる気もする。

ちょっと調べてみたが、基本的に遺体を写真で撮るのはマナー違反に感じるが、そうでもないらしい。

あくまで遺族に了承を得たら問題ないのだとか。

まあ、私なら遠慮してもらうが。

やはり元気な姿を見てもらいたい。

 

私が前妻と最後の夜を共にした時。

一番近い場所で寝かせてもらった。

一瞬だけ、ほんと一瞬だけ最後の顔を残したいと思ってしまった。

結局何もしなかったけど。

心の中に留めておいた。

私のことはいいや、映画の話に戻ろう。

 

時代的に移動手段は馬車。

怪しい街並み。

トーマスは無事仕事を終わらすことができるのか。

田舎町とは言え、きれいなところ。

主人公トーマスは写真家。

タイトル通りなら遺体写真家。

 

ここでは土葬の文化みたい。

つーか、大体の欧州は大体が土葬かな?

獣に掘り起こされないか心配。

 

深夜、寝ようとすると、うめき声がする。

トーマスはランタン一つで家を探索。

こわ!

どうやら上の階になんかおるぞ!

恐れもせず進むトーマス。

結局何もなかった。

しかし、勝手に閉まる天井のふた。

さらに影が見える。

つーか、色々なんか起きている。

どこまでが現実か。

 

そうこうしていうちに、初の撮影。

目線が特殊。

指も動いたように見えた。

髪の毛も整える。

 

特殊な患者にはメイクをしたり、マフラーで傷を隠す。

 

見事なもんだ。

 

現像作業に移るが何かおかしい。

映らないはずの影が写ってる。

何事だ。

 

村であり得ない殺人事件が起こる。

 

他にも自分周りにも異常な現象が起こり始まる。

宙に浮いてまっせ!

流石に、笑ってしまった。

やり過ぎだよ。

ホラーとコメディは紙一重

だからエクソシスト系は真面目に見れない。

 

色々調査を進めるが、心霊現象の調査って感じ。

声を聞いたり、何かを伝えたり。

写真でも判断。

この村の遺体はヤバい。

何かが取り付いている。

 

そこでトーマスとアナたちは悪魔?の声を録音するため仕掛けをする。

何やってるのか、よく分からないけど。

 

色々やった作戦は効果が出ている。

悪魔?は来たようだ。

後は声を録音だ

録音の音はゆっくり再生することで聞き取れることが判明。

トーマスを呼んでいるみたい。

なんで??

 

みんなが不自然に引きずられたり、ぶら下がったりするシーン。

また少し笑ってしまった。

 

終わらせよう!

と、言ってるけど、なんかわかったの??

 

しかし、トーマスは元々の仕事ではないのに、よくやってるよ。

 

村人の陰険さ。

ちょっと、、いや、かなり理解できない設定も多い。

とはいえ、やりたいことは伝わった映画だった。

 

最後の石廊のシーンは意味わからんが、美しかった。

 

エクソシストの表現を抑えめにした方が、怖いしミステリー感も増したのではないかと思う。