恐怖体験であった。
それは夜10時ごろだった。
そろそろ寝ようと思っていたところ、急にトイレからジャー、と音が鳴ったのである。
とてもびっくりした。
ウォシュレットが勝手に作動したのか?
怖いが見に行くしかない。
恐る恐るトイレに入るが、何も変化はない。
猫のトイレットペーパーカバーがこちらを見ているくらいだった。
可愛い。
急に駆け巡る過去の記憶。
あれは20年程度昔。
まだ一人暮らしをし始めた頃。
オンボロアパートに住んでいてたのだが、トイレが流れ始め止まらなくなったことがあった。
あの時はタンクの蓋を取り外し、タンク内にある水位センサー(フロート式)を調査。
通常であればセンサーは水位を一定に保っており、適当な位置になれば、流れが止まる仕組みになっている。
だがセンサーが外れており、水位が測れなくなって水が流れっぱなしになっていたのだった。
手で何とかくっつけて修理した。
今回も同様の故障かもしれない。
いや、ある一定の周期で手洗い口から水が流れるということは、水が少しずつ流れっぱなしになっていると考えられる。
どんどん水位が低くなって、手洗い口から水が流れ、ちょっとしたら復帰すると。
トイレを観察してみると、トイレ側には流す口が二箇所あり、下についている方からちょろちょろ水が出ていた。
たぶんこいつだ。
この時は、流れたり流れなくなったりだったが、段々頻度が多くなり現在はずっと流れている。
手洗い口からも5分に一回は流れている。
大変なことだ。
水道料金が跳ね上がってしまう。
一度TOTOに連絡して来てもらったのだが勝手に流れる状況が再現せず、様子をみることになった。
しかし二度目は流石に見てもらえるだろう。
そして二度目。
今回も再現している状態ではないが、部品交換をすることになった。
タンク内に3種類ほど怪しい部品がある。
だが一つは電子部品で、正常に作動していることから除外。
残り二つを交換。
特にタンクを塞いでいるゴム部品が湾曲していた。
作業員の方曰く、十中八九こいつが原因だと。
なぜ湾曲したか?
これも重要なのだが、どうにも断言は出来ないみたい。
ただ可能性が高いのが手洗い口に置いていた洗浄液だ。
これがタンクに溜まるとゴム部品が劣化する可能性があるらしい。
しかし難しい話で、洗浄液メーカ的には「検査した結果問題ない」として売り出しているが、TOTO的には100%なんてありえないでしょ。
という立場らしい。
使い始めてから3年しか経過しておらず、発生した問題なので確かに洗浄液が原因という可能性が一番高い。
なので、今後は使わない方針とする。
TOTOのおすすめは便器内に貼るタイプ。
私的には見栄えが悪いので嫌いなのだが・・・。
それか地道にゴシゴシするしかない・・・。
今後検討する必要がある・・・。