タイトル：アンジェラ
上映年：2005年
上映時間：91分
ジャンル：ロマンス
制作国：フランス
概要：マフィアの取立て屋に追われる男、アンドレ。彼に与えられた猶予は48時間。絶望の淵に沈む彼は自ら命を絶とうとセーヌ川に架かる橋の欄干に上がった。そのとき「彼女」はあらわれた。見上げるほどの長身に金髪の絶世の美女。「あなたに未来を与えるためにきた」と告げる、アンジェラ。彼女は突然大金を用意したり、一撃でマフィアを倒すなどアンドレを絶体絶命のピンチから次々と救い出す。果たして彼女は一体何者なのか―。
モノクロ映画は初めて観る
アンドレはパリに住んでいる。
理想と現実はかけ離れているようだ。
夢を見てパリに来たのはいいものの・・・。
とにかく現状は借金地獄。
大使館にかけつけるも昔の犯罪を持ち出される。
八方塞がりだな。
モノクロなので時間がわかりにくいが、0時が期限。
次の手段は警察。
牢に入れてもらおうとするも追い出される。
そりゃ無理だわな。
完全に自業自得。
川から飛び降りを図るが、川までの距離低過ぎんだろ。
計画が甘すぎる。
そこで女性と出会う。
同じように飛び降りをした女性。
何故かその美女アンジェラはアンドレに従い、アンドレを助けるんだって。
なんで？？
一瞬に行動するのはいいけど、お金はどう工面するの？？
なんか知らんが期限が6時間伸びる。
アンジェラが単独で交渉。
お金は解決。
何をしたかはわからんが・・・
しかしアンジェラは何者？？
彼のこと知りすぎだろ。
憂鬱な彼。
幸せそうなアンジェラ。
対比がものすごい。
どうやら真っ当方法で稼いでいるわけじゃないみたい・・・のか？？
実際の映像が流れているわけではないからわからないが。
アンドレ本当にアンジェラのことを心配している。
また、汚い方法で稼いだお金は受け取れない、と最初は拒否。
結局、そのお金で返すんだが。
次の借金を返したはいいが、借主のマスターに乗せられレースにかける。
やめとけばいいものを・・・。
予想通り大負け。
今までも、こうして大損してきたのだろう・・・。
いい人すぎるのかな？
その点アンジェラは抜かりない。
何故一緒にいるのだろう。
なんてこった・・・
アンジェラとは・・・
全てがつながった。
これほどの衝撃を受けるのは久々。
一気に見方が変わった。
モノクロだからこその部分もある。
あと、ゴリゴリの武闘派だよアンジェラ。
モノクロなのでアンジェラがより美人に見えるし、街並みも風情があるように思える。
彼には世界がモノクロに見えている揶揄なのでないかと思う。
そして後半になればなるほど、話が深くなる。
アンジェラのやり過ぎなほどの強引さ。
精神的に成長するするアンドレ。
「人に愛されないと人を愛するのは難しい」
何だかいいセリフ。
久々に泣ける映画を観た。
とても面白かった。
が、ラスト付近はやりすぎかな。
