タイトル:クレイジーズ42日後
上映年:2010年
上映時間:101分
ジャンル:ホラー、スリラー
制作国:アメリカ
概要:ある朝、青年エイデンがアパートで目を覚ますとテレビで緊急放送が流れていた。窓の外を見下ろすと、人々が逃げまどい、すぐ近くでは飛行機が墜落。ニュースによると人間を狂暴化させるウィルスが発生し、全世界がパニックに陥っているらしい。以来、アパートの部屋から一歩も外へ出ない日常が始まり、次第にエイデンは精神的に消耗してゆく・・・。
とりあえずジャケット詐欺。
仲間で何かに立ち向かう系の映画かと思ってしまう。
本当はほぼ主人公一人の恐怖との戦い。
部屋からほぼ出ない。
そして近くに生きている人がいること知ったことによる歓喜と行動。
そもそも「人間を凶暴化」というのが何か分からないところからスタート。
ゾンビなのか怒っているだけなのか。
そんなこと考えながら見ていた。
そしたら「ギャーギャー」言いながら全力で人を襲っていたのでゾンビ的なにかと決定。
そりゃ42日間も部屋から出れない状況になったら狂いそうになるよね。
偶然生きている人がいて良かった。
ただ、その間ゾンビ的なやつらが廊下を全力ダッシュし続けている謎。
気になる点が多い映画。
また、原題の「ALONE」は独りが長い主人公の立場を良く表していると思う。
なぜ邦題は変更したかな。
しかし、面白い点もある。
ゾンビ的なものが出てくる映画で考えがちだが、人としての意識が残っているかどうか。
この作品はしっかり「残っている」描写がある。
ゾンビ的なやつらを退け、先に進もうにも意識が残っている奴らを相手にしないといけない。
なかなか考えさせられる作品だった。