側に居るのが当たり前だと思ってた時
数分前まで何も考えて無かったあの頃
完全に日常の一部だった妻
自分の半身だと言っても過言では無い妻
ある時を境に意識がなくなった妻
ある時を境に動かなくなった妻
何度、代われるなら自分が代わるからと思ったことか。自分の半身だから結婚したんだよ。
自分は無力だ。何か出来ることはなかったのか。手術にリスクがあるという説明もあった気がする。でも、どうしようも無い。時間が経つとリスクが高くなるんではないか?だから一刻も早く手術してくれとしか、思ってなかった気がする。
リスクがあるという同意書にサインした記憶がある。10%ほど失敗する可能性があったんだっけ。手術自体は成功だったけど、遅過ぎた…。脳に酸素が回ってなかったのだ…。
自分の行動が影響したかもしれないと考えるだけで胸が締め付けられる思いがするし、妻の家族に償っても償いきれない。