kappiiのグリーフとか

32歳の時(2018年)に亡くした妻へのグリーフ

(グリーフ)フラッシュバックは避けられない

テレビでつらいものを目にした。

その時、感情が堪えらなくなりそうになった。

テレビにリモコンを投げて壊したくなった。

とにかく何かに放出したい激情。

ブログに書いて思いを発散することにした。

そのため、内容も支離滅裂で見るに値しないかもしれない。

 

 

最近はPCで作業や漫画を読む時もミュートでテレビ番組を映している。

ニュースで流しているの内容はコロナか戦争ばかり。

今日は地震の内容も加わった。

 

泣いている親子。

病院へ搬入される方々。

悲しい場面ばかり。

 

1日家にいれば同じ内容ばかり繰り返される。

でも新しい情報もあるかもしれない。

地震も何か重要なことがあるかもしれない。

桜の開花の話とかは楽しい。

そう思って消音にしテレビをつけていた。

 

それが間違いだった。

 

 

 

漫画を読んでいる時に、ふとテレビを観た。

テレビから目を離す事が出来なくなった。

映っていたのはベッドで横になっている女性。

チューブで繋がれ意識が無いようだ。

口は半開き、目は閉じている。

どうやらコロナで肺にも悪影響が出たそうだ。

頬が腫れている様が前妻の最期の姿とそっくりだった。

テロップには「医師から絶望的と言われ」のようなことが書いてあった。

家族が必死に呼びかけている。

「〇〇!」「今反応したよ!」

 

フラッシュバックする5年前のこと。

医師から「絶望的」と宣告されて家に一旦帰った後、ソファまで歩いたら足から力が抜け倒れ込んだ。

「崩れ落ちる」経験は初めてだった。

また、その前にも散々泣いたが、その時は正に「嗚咽」だった。

テレビの家族と同じことを私も行った。

毎日毎日名前を呼び続けた。

聴覚はあると医師が言っていたから。

 

 

そんな、倒れてから心臓が止まるまでの出来事が頭をグルグル回る。

テレビを消せば良いのに目が釘付けになる。

どうしても身体が動かない。

頭が働かない。

違うコーナーに変わり、ようやく思考可能になる。

でも正常ではない。

何かにぶつけたいどうしようもない激情に駆られる。

悲しみか何も出来なかった自分への後悔か。

リモコンをテレビに投げそうになるが、何とか思い留まる。

と、思いきやベッドに思い切り投げてしまった。

そして手が震える。

動機がする。

気持ちが悪い。

明日はクリニックへ行く日。

そこで会社復帰の許可をもらおうと思っていた。

こんな状態で大丈夫か・・・。

 

話はテレビの家族へ戻る。

テレビで流れていた家族はコロナのため、直接面会出来ない。

本当に可哀想だと思う。

迅速なコロナの収束を願う。

 

しかし、あの家族をわざわざテレビで映す必要はあったのだろうか。

それを家族は望んだのだろうか。

「そういう人もいる」という情報だけではダメなのだろうか。

インパクトと出すのに使っているように感じてしまう。

戦争の映像もそうだが、「可哀想」という部分を表に出し過ぎている気がする。

そう感じているだけかもしれないが・・・。

 

 

ここまで書いてて、ある程度気持ちが落ち着いてきているのを感じてきた。

やはり頭で考えるだけでなく、何かに書いたり、誰かに話したりする行為はつらい出来事をある程度軽減するのに効果的なのだろう。

ちなみにリモコンは幸いふかふかベッドなので無事だった。