kappiiのグリーフとか

32歳の時(2018年)に亡くした妻へのグリーフ

(映画)「呪われた老人の館」を観た

タイトル:呪われた老人の館

上映年:2021年

上映時間:81分

ジャンル:ホラー

制作国:アメリ

概要:軽い脳卒中を患った後、ジュディス・オルブライトは仕方なく由緒ある養護施設へ移り住む。だが、そこでは何か不思議な力が入居者たちを死に至らしめているとジュディスは確信する。

 

 

原題は「THE MANOR」かな?

manorとは「領地、管轄区、よく知っている所、なわばり」を意味する。

この作品に合うのは「よく知っている所」といったところか。

邦題はちょっとダサいと思う。

 

余談だが、この映画はアンソロジー作品の第8作品目として公開されたもの。

他の作品がこの映画に関与しているかは不明。

 

さて、物語の話。

ジュディスは70歳のおばあちゃんだが、精神的にも元気で子供達に慕われている。

現在こそ、やってはいないがバレエが得意。

だが、70歳パーティの時に突然倒れる。

原因は脳卒中

アルツハイマーも併発しているという。

そこでジュディスは家族に迷惑をかけまいと養護施設に入居を決める。

養護施設に入居しているのは重度の患者からジュディスと同様に軽度の患者まで様々。

しかし、段々とあり得ない現象を見始めるようになる・・・。

これはジュディスの病気か、施設特有の現象か・・・。

 

 

舞台が舞台だけあって、少々暗いのは仕方ない。

 

孫がとても良い子。

こんな孫欲しい。

 

全体的に何だか不気味。

主人公も段々おかしくなっていく。

何が何だか混乱していく。

何が現実で、何が夢か。

何が真実で何が嘘か。

疑い悩みつつ観ていく。

 

スリラー要素も含まれている。

おかしな養護施設から脱出するためジュディスは様々な手法を試みる。

自分には介護が不要と説得したり。

しかし、おかしな現象を話しても誰も納得しない。

孫でさえも。

 

入居住民や施設の係員の関係を探りつつ、何が起きているかを調べる。

そこがこの作品の楽しさだが、ちょっと残念な展開。

特に最後は「それでええんかい!」とツッコミを入れたい。

 

それはそうと、自分が高齢になった時に周りの人に迷惑をかけないように、肉体的にも金銭的にも今から準備したいと思う。