タイトル:スタンド・バイ・ミー
上映年:1987年
上映時間:88分
制作国:青春ドラマ
ジャンル:アメリカ
概要:1959年オレゴンの小さな町。文学少年ゴーディをはじめとする12才の仲良し4人組は、行方不明になった少年が列車に轢かれて野ざらしになっているという情報を手にする。死体を発見すれば一躍ヒーローになれる!4人は不安と興奮を胸に未知への旅に出る。たった2日間のこの冒険が、少年たちの心に忘れえぬ思い出を残した・・・。
まず音楽が良いね。
最初から雰囲気に飲まれる。
ジャンルを青春ドラマにしているだけあって、それっぽい描写には余念がない。
秘密基地とか。
自分も小さい頃は川や海、公園を友達と遊びに行ったものだ。
特に秘密の抜け道とかテンションが上がって、駄菓子を買ってよく行っていた。
いつも集まるメンバーがいて、色々喋るのが好きだったな。
私のことはどうでもいいか。
その秘密基地で遊ぶ4人がとても仲良しそうで良い。
ただ、みんなその歳(13歳くらい?)からタバコ吸うのはどうかと思ったが。
時代がそうさせるのか、そういう映画も多かったのかな。
日本でもみんなタバコ吸う時代だったのだろう。
特に私の親の世代、70歳くらい?は何処でも誰でも吸うイメージ。
私の職場も昔はビル全体が禁煙可能で凄かったらしい。
今では壁紙も張り替え、喫煙者は外に追いやられているが。
みんなのハイタッチがねっとりしているのも気になった。
普通「パチン!」とか今ならグーで「コツン」なのだが、ねっとり上に一回下に一回。
時代か???
4人には明確な役割がある感じ。
それぞれ個性的があってわかりやすい。
まず、登場人物が少ないから分かりやすいし、それぞれの背景も深くなる。
まず、リーダー、クリス!
カッコいい!
頼りになるわー。
賢さと正義感を併せ持つ。
まさにリーダー。
面倒の良さが素晴らしい。
良い兄貴、良い父親、良い上司になりそう。
しかしその正義感が・・・。
次に主人公、ゴーディ!
というか語り手。
リーダーとは親友。
他のメンバーは???
少々暗い事情があり、家族からは冷遇されている。
しかし四人組では楽しくやれている感じで見てて喜ばしい。
続いて、メガネのテディ!
メガネキャラは内気になりやすいが(私独自の統計)、とてもやんちゃで破天荒。
父親を侮辱されると激昂するほど父親を尊敬している。
時々行動がヤバいが、キャラクターとしては面白い。
見てて愉快。
最後に、バーン!
そもそもの情報を持ってきた張本人であるが、帰ろうよと言ったり、少々弱気。
みんなのお金を集めた時の少なさにびっくり。
自分が始めたのでは・・・。
とにかくわいわいしてるの楽しいね。
少年時代のワクワク感を思い起こす。
私だと受験勉強で忙しくなる前の青春時代だろうか。
物語中にお菓子「トゥインキー」が出てくる。
以前のホラー(?)映画にも出てきたお菓子だ。
やはり有名で美味しいのだろうか。
検証サイトによると美味しくないらしいが・・・。
見つけたら買おう。
映画中の
ゴーディ「僕って変わってるかな?」
クリス「変わってる?誰だってそうさ」
というやりとりが好き。
その歳で周りを見た上で自分を見つけている。すごい。
クリスは家族の素行が悪いため、自分も悪くなると思っている。
どの部分に「変わっている」と感じたのだろうか。
メガネのテディは言わずもがな変わっている。
途中でゴーディが語り手として、仲間たちともこの先会うことも少なくなり・・・。
みたいな話をするが、その友達がどんどん変わってくのわかる。
私の場合、クラス替えするだけで友達が変わったものだ。
以前の友達とも遊ぶことは遊ぶのだが、常にいるメンバーではなくなる。
部活をするようになってからは部活メンバーが遊ぶメンバーになったが。
最後に書くことが無くなったら、この旅を書くといいよと言ってくれていた。
そして「スタンド・バイ・ミー」の語り。
ゴーディは書き手として終わろうとしているのだろうか・・・。
私、気になります・・・。