kappiiのグリーフとか

32歳の時(2018年)に亡くした妻へのグリーフ

(バイオリン)酔っ払って彼女の実家でバイオリン弾いた

これはお正月の物語である。

 

1月1日。

私は白いケースに入ったバイオリン持ち、人の少ない電車(嘘)で彼女のご実家に挨拶に出かけた。

何故バイオリンを持っているのかって?

「弾きます!」

って言ってしまったからだ。

そう、自業自得なのである。

その時はテンションが上がっていたが、急に彼女の家族の前でバイオリンを披露。

なんて緊張することをやらかしてしまったのだろうか。

 

ちなみにお土産には私の実家方面で有名なお菓子「モロゾフ」を選択。

でも購入したのは近所。

つまり何処でも買えるだ。

 

初めて彼女のご実家にお邪魔をし、手土産を渡す。

私の持ちネタ「つまらなく無いものですが・・・」と言いながら。

そしておせちを頂く。

日本酒もお屠蘇代わりに。

少し酔っ払ったので、バイオリンが上手く弾けない場合は酔っ払ったからですねー。

とハードルを下げておく。

 

実際弾く前には飲みすぎていて、本当に弾けなかった。

一番得意な「情熱大陸」も半分くらいしか弾けない。

やはりメンタルが弱すぎる。

こんな状態で発表会に出られるのだろうか。

別に出ると決まったわけでは無いが。

 

その他にも練習中の曲をいくつか弾く。

流石に譜面見ながらならある程度は弾けた。

1番の収穫はピアノとの共演ができたこと。

ご実家にはピアノが置いてあるので、彼女が即興でピアノを弾き、私が楽譜ありで「ハッペルベルのカノン」を弾いたのだ。

つまづくところはあるけれど、割と一緒に弾けたのが楽しかった。

 

またお邪魔して、人前で弾くことでメンタルを鍛えようと思う。

そんな緊張感のある元旦であった。