タイトル:ペット 檻の中の乙女
上映年:2016年
上映時間:94分
ジャンル:スリラー、ホラー
制作国:アメリカ
概要:動物保護センターで働く青年セス。バスで同級生だったホリーを発見し、声をかけるが邪険にされる。悔しい思いをしたセスはバイト先を突きとめ彼女に取り入ろうとするが、馬鹿にされる始末。思いつめたセスはホリーの家に侵入して彼女を拉致し、動物保護センター地下の檻の中に監禁する。
バス通勤のセス。
ヘッドホンで何やら音楽を聞いている。
ヘッドホンって没中出来るけど、場所取るし髪に変な癖つくから外出する時は付けたくないんだよな〜。
セスもバスを降りた瞬間、髪型気にしているし。
バスの窓を必死に見る。
思春期だな。
通勤先は動物保護センター。
ワンちゃんがたくさんいる。
他の人が番号で呼ぶ中、セスは名前で呼ぶあたり愛護精神が伺える。
逆にこの職業が向いているのか心配。
そんな通勤中に学生時代の知り合いと遭遇。
一個下の学年の女の子だ。
知り合いかと思いきや、一方的だった。
女の子の方は知らないみたい。
矢継ぎ早に質問をするセス。
ストーカーの才能あるわ。
そう思っていたら、バスで聞いた情報やSNSにて勤め先を突き止める。
さらには家まで追いかけるヤバさ。
こいつぁマジで危険だぜ。
一方自分の勤め先では使われていない地下室を発見し、すぐに工具類をアマゾンで購入。
何に使うのかと思いきや、地下室に檻を自作。
まさかね・・・。
女の子の方の名前はホリー。
普段はウェイトレスをしているモテモテ系女子。
彼氏がいるんだかいないんだか。
少なくともセスには居るといって遠ざける。
しかしセスは諦めない。
少し話をしたいだけだと言って詰め寄る。
レストランではなんとか諦めるも彼氏?がやっているバーにまで来るもんだからボコボコにされる。
ボコボコにされながらも笑っているセスに狂気を感じ始める。
ホリーには友人が居る、と見せかけて消えたりしている。
まさか自分で作り上げた幻想??
ホリーも何やら色々とありそうだ。
ある日、ホリーが帰宅したところにセス侵入。
睡眠薬で眠らせ、職場の地下に運び、自作の檻に入れる。
そこまでの過程では管理人が一人いるが、ボスからの指令ということで騙す。
ザルか・・・。
ホリーの捜索願が出されたらすぐに追い詰められると思うが。
そもそも捜索願を出す人がいないのかな?
檻の中のホリー。
セスとのやり取りが始まる。
ホリーはただの女性ではないと思っていたが、予想以上だった。
ホリーとセスはただの会話ではなく、マウントの取り合いに見える。
徐々にセスよりホリーの方が異常なんでは?と思えてくる。
勤務先の地下室なんてすぐに見つかるだろうと思っていたら、案の定管理人に見つかる。
ホリーは一旦助けを求めるが、セスが戻ってきたのを見てアイコンタクトで管理人を気絶させるよう差し向ける。
おそらく最初は本当に助けて貰いたかったのだと思う。
セスが戻ってきたものだから、味方アピールするために切り替えたと考えられる。
そこからはホリーのターン。
管理人の始末や事後処理を檻の中からセスに指示。
オロオロしながらも従うセス。
この時点で、立場が逆転していることが完全に見て取れる。
おそらく結構前、下手したら序盤からホリーが上なのかもしれない。
隙を見てホリーはセスから鍵を奪い脱出。
さらにはセスを切る。
警察も来ててんやわんや。
最終的にはホリーの一人勝ち。
しかし警察がホリーを追い詰めることは出来る気がするが、作中では一度もなかった。
ホリーの偽装がよほど上手いのか・・・。
様々な狂気が渦巻く、恐ろしい映画だった。