kappiiのグリーフとか

32歳の時(2018年)に亡くした妻へのグリーフ

(グリーフ)また写真アプリの「For You」機能にしてやられた(グリーフケア)

とある記事を書いている時に「辛い出来事」が起きた。

正確には辛くはないし、辛くさせようとされた訳でもないのだが。

 

私はMacで記事を書き、横にiPhoneを非接触充電器に立てて置いている。

着信やLine等の通知があればすぐに気付くようにしている。

 

んで、以前にも書いたが、iPhoneの「写真」アプリには特定のグループに入っている写真を突然、音楽と共に表示し始める「For You」という自動機能がある。

↓For You機能のグループ例「美味しいもの」

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ちょうど記事を書いている時に「ポートレート」グループの写真が切ない音楽と共に流れ始めた。

「ミュージック」アプリで音楽聴きながら作業していたのに、「For You」の音楽が優先された。

ちなみにポートレートという名前は特別自分でつけたのではない。

グループも別に自分で作っていない。

iPhoneが自動でグループを作成し画像ファイルを入れたのだ。

そして画像らが儚い音楽と共に流れ始めた。

その「画像ら」とは「前妻」関連の写真だった。

おそらくiPhoneが自動で人物認識をしたのではないだろうか。

結婚式のドレスを着比べしている写真。

実際の式の様子。

新婚旅行の様子。

大学生活の写真。

笑っている写真が多い。

ただ流すだけでなく、3段にしてみたり、流れるように映してみたり工夫してくる。

目を離すことが出来なかった。

何故か特別な写真を選ばれている気がする。

いや、そう感じているだけか。

故人の写真はどれだって特別だ。

元気を取り戻しつつあると書いた途端に訪れた心への負荷。

頭が痛い。

最近取り戻したやる気が一気に削がれる。

 

ちなみに、「For You」の機能は該当のグループや写真を削除すれば非表示にできる。

でも、どうしてもその操作が行えない。

非表示する方法は二つ。

 

一つは前妻をグループ「ポートレート」の候補から外す。

グループ「ポートレート」は人を自動認識しているようで、候補者を選択できる。

そこから前妻を外すのだ。

しかし・・・

他のメンバーは大学の友人たちなので、仲間はずれにするようで辛い・・・

 

もう一つはグループごと削除する。

「For you」から削除しても、別に写真自体がiPhoneから消えるわけではない。

しかし、「削除」という行為がどうしても行えない。

 

どちらも脳が拒否する。

身体が止まる。

 

 

やはりグリーフケアに至る道は遠く険しいものなのか。